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2007年11月 1日 (木)

ベテランClinician Educator

昨日無事、お題自由の15分プレゼンテーションが終わりました。やっぱりしっかりと準備すれば、プレゼンテーションもうまくいくわけで、自分としては満足のいくできでした。

ところで、今日は外来患者さんがほとんど入っていなかったので、午後1時から4時まで、ここの医学部を代表するベテランClinician educatorであるDr Hの医学部3年生10人を対象にしたThyroidのDidactic sessionに参加しました。目的はひとつ「Teaching skillsをぬすむこと」。笑。

さすが80歳をこえる超ベテラン、しかも頭のすごく切れる、その上、臨床力も超一流の先生です。少し遅れてやってきて、まず最近、頻回の水様便で発症して、Colon massが発見された87歳の男性患者さんの今朝もどってきたPathologyがCarcinoidだったと興奮気味に切り出します。もちろんThyroidとは関係ないのですが。

そのあとはHandoutもSlideもなく、テーブルの端にたっておもむろに切り出します。「ところでThyroidに関する検査にはどんなものがある?ひとつ説明しなさい。」 学生はTSH、と答えて、自分の知っていることを話し始めます。そこここにつっこみの質問(Probing)をしながら、つぎつぎとさまざまな甲状腺に関するテスト(血液検査あり、Imaging studyあり)を話した後に、今度はHistory & Physicalについて質問をしていきます。Pathophysiologyにも触れて、かなり深い内容でした。学生さんは最初こそ眠そうだったものの、このあたりになるとノートをとって一生懸命聞いています。最後は、Dr HがみたThyroidの患者さんについてCase studyです。「30歳の女性で職場の検診できたんだけど、甲状腺にNoduleがあったんだ。どうする?」など、ケースはさまざま。一貫してH&Pの大切さ、もっともReasonableな検査の順序をさまざまなCaseでDiscussionしていきます。

さすがプロですね。学生の心をつかんでいます。HandoutやSlideなんか使った授業よりもずっと効果的に。終わった後、偶然とおりかかったMentorのDr Eは「Magnetic professor」だとか言っていました。学生さんは、知識の暗記ではなく、一通りのApproachのprocessが分かったと喜んでいました。

なによりも、面白かったし、奥深く、私は講義のやり方どころかThyroidについての知識も増えました。なんでExophthalmusはGravesでしか見られないのかとか、なんでExophthalmusがあるときはI131を投与する前にSteroidを投与するのかなどなどなどなど。以前にも書いたのですが、やはり知識をふやすことは楽しいな~、もっと勉強したいな~と思わせてくれる教育者が一流なんだと思います。Dr Hは超一流です。。。。。。自分も少しずつ近づきたいものです。

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